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ハッピーエンド

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何気なく見ていたアルバムに幸せそうな私と君

思い出しただけであたたかくなった

キスの味は忘れても

あの時感じた愛情は

時間が経っても取れないシャツの染みのよう

私が私らしく居られる居場所をくれた君

溢れるほどの幸せをくれた君

どうか今日も笑顔で居てほしい

最後見たのは君の1番悲しい顔だったから

どうか今日の君は笑顔で居てほしい

君が信じていたものを信じられなかった私に

君はこの街が私を変えたと言ったね

君は最後まで私を責めなかった

そんな優しい君が好きだった私はもういないから

あの頃の私には戻れないから

幸せな私達は静かにアルバムの中で

ハッピーエンドを迎えた

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